2023 

透きとほる風の研ぎたる冬桜 人知らざりし三神峯の里
-蒼空翁-

喜寿も過ぎ今ひとたびと願いしは 蔵王眼下にウェーブ泳ぎぬ
-蒼空翁-

初春にウェーブ求めて集い来る 老いも負けじとまなじりを決す
-蒼空翁-

2022 

傷癒えていざ帰りなんコックピットに 積雲仰ぎReady for departure !
-蒼空翁-

大雪も過ぎて寂しき河川敷 風にあらがい白鳥離水す
-蒼空翁-

百年の扉を開けし球児らが 悲願かなえし深紅の大旗
-蒼空翁-

酷暑つき白球追いし子供らが うれし涙の白河の関

-蒼空翁-

中興の祖去りざりし角田の空 続ける歩み進化求めて
-蒼空翁-

蒲公英の冠毛飛び散る河川敷霞む蔵王の小さき雪形
  麗らかな陽ざしを浴びたトラクター2速まれども駆け足のごと
-蒼空翁-

懐かしき機体を前に胸躍る萌黄の空に老いを蹴散らす
  リべレ舞い感動せしや若き日を今ひとたびと喜寿を迎えて
-蒼空翁-

2021 


寒空に感謝を込めし飛び納め老いを払いつ鼻水啜る
  コロナ禍に立ち向かいしや空人ら希望を持ちつ初春を待つ
-蒼空翁-

秋の日に空から来たし青麻山想い巡らすゴールはいずこに
-蒼空翁-

1000回を数えし飛行秋深しわれを祝うか虹の河川敷
-蒼空翁-


秋暑く汗を拭いて田のアート揺れる稲穂に実り恋しき
 -蒼空翁-

酷暑つき五輪わき目の河川敷握るスティック雲を目指しぬ
  汗ぬぐう兵どもが集う地に入道雲も避けし夏空
 -蒼空翁-

初夏の風翼にはらみて滑りゆく夢かないしやディスカスの席
 -蒼空翁-

初曳きしマシン唸りて軽やかに春の風受け空を駆け行く
 -蒼空翁-

初春に凍てし風なるウェーブは吾ら連れ行く一万フィート
  飛び初めかじかむ拳天を衝き空人多くウェーブ乗りしか
 -蒼空翁-

2020 

うだる夏まさかのウェーブ涼しげにモニターとおし管制聞こゆ
  仰ぎ見るかなとこ雲に魅せられしあやつる翼風にあらがう
 蒼空翁

河川敷集う空人汗みずく老いを振り捨て積雲目指す
 蒼空翁

コロナ禍を乗り切る空は初夏の風マスク越しにも笑顔煌めく
 蒼空翁

風誘う鳶舞う河川の昼下がり明日の飛行に心弾みぬ
 蒼空翁
 
3密も程遠かりし河川敷飛翔夢見つ重機あやつる
  皐月空黄色の波に溺れつつ明日の飛行を夢見る吾は
 蒼空翁

増水と格闘せしや8人衆朝昼抜きに腰笑ひけり
  大荒れの一夜が明けし河川敷マスク姿に3密避けり
 蒼空翁
 
積雲の湧き出ずる刻(とき)地にありてコロナ恨めし翼垂れおる
  のどかさに寝てしまひける河川敷そらは碧に雲雀鳴きおり
 蒼空翁

成実の拓きし亘理長閑なりはらこにいちご笑顔浮かびぬ
 蒼空翁

蔵の中トランペットもサックスも音の奔流魂揺らす
 蒼空翁

風を聴き空を駆け行く人生の終わりは遥か雲の彼方ぞ
 蒼空翁 

2019 秋

秋晴れに重機の音も甲高く崩れし建屋目元滲みぬ
 蒼空翁 

猛威ふる野分の後の爪跡に潰えし実りに滾る怒りか
晴れやかに達成感を浮かべつつ盃干すや晩秋の刻
長き時鍛錬実り合格す老いも若きも空の仲間ぞ
 蒼空翁 

腰さすり伸びを続けて舵握り四方の山のざわめきを追う
 蒼空翁 

秋空に大輪の花4つ咲くウェーブ目指し飛翔せしかと
 蒼空翁 

2019 梅雨 夏

夏去りて稲穂色づく角田の地汗し苦労も実り待ちたる
 蒼空翁

グライダー,ブルーインパルス何とせむ子らを背にして翼休みぬ
野分過ぎ暑さ戻りし松島の空を切り裂くブルーインパルス
防人の技を磨きしT4も今描きしは平和のしるし
 蒼空翁

山の日に霧流るるや河川敷わが家見下ろす子らの歓声
 蒼空翁

炎天に轍伸びゆく河川敷一筋一筋みどり拓けり
夏空に角田の郷は深緑流れたゆたうSAMの未来に
 蒼空翁

轟音もどこ吹く風とついばみぬ餌場を歩く長き尾の雉子
 蒼空翁

2019 春

青空を吹きたる風も恨めしく日陰恋しき初夏の川べり
  蒼空翁

春の夜にマンボ流るるケヤキ径湧き立つ心在りし日想う
  蒼空翁

水鏡に風と戯る影ひとつ音もせできて鳶とガグルす
  蒼空翁

平成も今日で終いと戦後世代 痴呆乗り越え令和生きたし
  蒼空翁

春草を踏みつけ走るトラクター阿武隈郷は萌黄に湧くや
  蒼空翁

河川敷雉鳴く里に春兆す愛機整備に梅香りきぬ
  蒼空翁

2019 初春

碧天の空に聳える白銀に背伸びし如きホシノヒトミぞ
  蒼空翁

リメイクしウェーブ求めてソアリング明日は津軽か海峡越か
  蒼空翁

雲間より洩れる光に帰投せり未達悔しきクロカン飛行
  蒼空翁

如月に寒気満つとも意思萌えし春招くごと君子蘭咲く
  蒼空翁

2018 冬

凍てし風角田の郷に浪起こし腕疲れきて乱流に遊ばる
  蒼空翁

初春を待ち希みたり幾とせも角田の空に覇を唱えおり
今年こそ又繰り返す今年こそ70余度の今年こそかな
  蒼空翁

2018 秋

冬間近かビルに炎の花が咲く夕陽に願う病癒えまし
  蒼空翁

冠雪を望みし郷は錦秋に稲わら焼きてガグル招きぬ
  蒼空翁

半世紀経てし再会顔忘れ話の中で徐々に浮かびぬ
  蒼空翁

新旧の機体を操るシミュレータ模擬とは雖も手に汗握る
久闊を叙する友垣若々し吾も老いまじ燃える心を
  蒼空翁
  
北陸地巡りし間にわが朋は陸海空を制覇なりしか
  蒼空翁
  
野分過ぎ子らの歓声雲に映え早く来いよと吾を呼びしか
秋更くる積雲奔る阿武隈地シーズンインに心浮き立つ
秋深し刈田に奔る雲一片想いし影も共に去りゆく
  蒼空翁

盆過ぎて心奮いしソアリング老いも忘れて積雲目指し
  蒼空翁

2018 梅雨 夏

阿武隈の山地に出ずる白雲と戯る飛行心躍りぬ
  蒼空翁 

空に翁翔び征く阿武隈地暑さ忘れて手に汗握る
シーズンを目の前にして操縦桿握れる幸せ笑みぞ零れる
  蒼空翁 

水鏡も過ぎたる田畑緑濃く吹きわたりける夏空の風
遠雷と夏招きたる草いきれ角田の空に新機体翔ぶ
  蒼空翁 

2018 春

深緑の空に埋もれし逝きし友霊峰蔵王の残雪見るや
  蒼空翁 

緑濃し湧き立つ雲の蔵王山なにを告げるか名残り雪形
  蒼空翁 

はしゃぐ子も不安げな子も飛び跳ねて笑み弾けりし飛行後の鬨
  蒼空翁 

陽光を照り返してや水田に今日の童の健やかを祈る
  蒼空翁

ディスカスを眼下に翔けるK2も春の霞に包まれ酔うや
  蒼空翁 

風に聴けソメイも散るや塩釜に今を盛りと御衣のサクラよ
  蒼空翁

阿武隈の野に咲く花にそよぐ風 星の瞳と峰を渡りぬ
  蒼空翁

黄スイセン咲きて寂しき霞の目手植えし友は逝きて久しき
  蒼空翁

先達の軌跡を追いし73空は果てなしウェーブを友に
  蒼空翁

春風にステンドに映る光る影ウエーブなりしか空の果て見し
  蒼空翁

空はブルー去りゆく寒気と弱い風ローターのみがウェーブを示す
  玄空

鳳凰の風を信じてリッジラン雪が積もりしアルプス横に
  玄空

半世紀経てし学び舎走馬灯正門立ちて背すじ伸びおり
学び舎のステンドグラス甦り見上ぐるボーイは白髪となり
  蒼空翁

春まだき阿武隈岸に光射す自然の妙に暫し見とれぬ
我も人感染せりかインフルB拡大恐れそそと帰りぬ
  蒼空翁

2018 初春

初春にガグルを組みし若者ら腕撫す我はリハビリ寂し
白銀を纏いし蔵王峻厳にリハビリ明けを待てと吾問う
  蒼空翁

2017 冬

飛び納め新たな旅を期す我は黄泉路近しも悠々と歩む
  蒼空翁

木枯しに乗せて掃き出す塵あくた楽しき思い明日に残せり
  蒼空翁

上層に強き風吹き蒼き波雪に化粧し南アルプス
  玄空

2017 秋

蒼い空染まる紅葉西の風雲は無くとも気流波打つ
  玄空

錦秋に想いを乗せし河川敷空人達の笑顔眩しき
移ろいし角田の郷の佇まい熱き息吹きそ天を突きぬく
  蒼空翁

2017 梅雨 夏

朝早くおにぎり握り準備する一日中飛ぶ台風一過
  玄空

夏の日にACNirasaki10000点小粒フライト重ねに重ね
  玄空

オペ終りICUのざわめきと家族の声に安堵し涙す
この空は角田に続く蒼の道汗しリハビリ復帰を懸けて
梅雨の間に鶴ヶ谷の森鳥三羽鳶とガグルを夢見し我は
  蒼空翁

2017 春


木洩れ日と流るる瀬音幽玄に力湧き出づ不動明王
 蒼空翁

わが郷(さと)は萌える緑に水澄みて朧に霞む薄暑かな
 蒼空翁

梅雨まぢか草刈る響き目に痛し名残りの蒼天雉も鳴くかな
 蒼空翁

小十郎住まいし館は葉桜で鬨に代わりて応援歌響く
七ヶ宿川面に踊る鯉万匹材木岩とコラボ鮮やか
端午の日握るスティック汗光る目指すは機長夢を託せし
 蒼空翁

五月晴れ苦節3年花咲きぬ手荒な祝いぞ単独飛行
阿武隈に歓喜轟く初単の柴田の君の苦節実りぬ
 蒼空翁

春嵐に腰を伸ばしつ見上ぐれば稜線招く積雲湧きたり
 蒼空翁

駅に立ち望みし蔵王風誘う桜吹雪にウェーブ乗りしか
春の陽に光る霊峰雪融けて命育む田畑起こしぬ
 蒼空翁

阿武隈の空に渦巻く歓喜の輪苦節3年ワタリンが翔ぶ
ワタリンの化粧忘れし三年の苦労実りて単独飛行
 蒼空翁

白銀を纏いし蔵王春の空ウエーブ起こし我を招くや
 蒼空翁

春の日にウエーブ創りて我を待つ蔵王の峰に歓喜渦巻く
蒼の風角田の郷に波起し着ぶくれの身をコックピットに坐す
五時間を超えて波乗り弥生空痛みに耐えし腰を誉めたる
 蒼空翁

悠久の太古に生きたラスコー人バイソンの勇今に伝えし
2万年時を隔てて仙台に美が甦るラスコーの窟
 蒼空翁

弥生空雲底掠り五時間超 酷寒耐えて熱き2冠ぞ
 蒼空翁

2017 初春


初春にリッヂを掠め2時間超 リフトを掴み舵も軽やか
  蒼空翁

初空や角田通いて干支重ね 朋友(とも)と新たな明日に向かふ
  蒼空翁

富士山へ航路を合わせ韮の先気流穏やか南風
  玄空

2016 冬

歳の瀬や慣れぬ箒に一年の想いを込めし輪通し拝む
  蒼空翁

季(とき)違え冬至の空に霧が落つ 蒼天待ちて白鳥翔びぬ
  蒼空翁

木枯しも何するものぞ我は征く白煙立てて宇宙(そら)の彼方へ
  蒼空翁

錦繡に芋煮頬張る先達ら空に遊びて腰も伸びゆく
阿武隈の斜面にかかる秋の虹明日のウェーブ夢見し空人
  蒼空翁

かじかみし手に息吹きて月を観る枯れ野に立ちて今日を想いぬ
  蒼空翁

グライダーパイロットのみに許されし雲と鳳凰雪のアルプス
  玄空

冬空に寒気下りずにリフトさえなくされど嬉しき初ソロ二人
  玄空

三機出し北西の風やや強く風は吹き抜けリフトなくかな
  玄空

2016 秋

憧れし津軽の山を仰ぎつつ角田通いて自家用合格
晩秋の角田の空に歓喜沸く熱き心に涙こぼれし
  蒼空翁

ひこばえにそそぐ秋陽も柔らかく幼子駆ける実りの角田
  蒼空翁

晩秋の北の大地は風強く 蔵王おろしもかくやと思えむ
滝川でノリスとガグルいと楽し 再訪誓う燃えし翁も
  蒼空翁

秋陽浴びフライト無しの滑空場 積雲高く蒼天睨む
たまさかのフライト無しの週末に ビル街流るジャズと涼風
  蒼空翁

七年のフライト記すログブック次の一冊千時間まで
  玄空

2016 夏


立秋に汗みずくなる滑空場 老いを忘れて鳶とガグルす
盂蘭盆に汗滴りしみどり原 孫共々に雲を目指しぬ
旧盆も過ぎての暑さうだる中 爺もガグルす阿武隈の空
  蒼空翁

大暑過ぎ梅雨明け間近の河川敷空の交差路径(みち)果つるまで
  蒼空翁

海の日に空でサーフィングライダー梅雨晴れ謳う高度1,000m
  蒼空翁

梅雨空に火伏を舞し紅きヘリ想い幽かに昔日の華
七夕の空に流るる一筋の雲を先途と想い滾りし
友の遺志継いで翔びゆく梅雨の間に藍の山並み足下遥かに
友逝きし蒼の山並み集う日は梅雨のはれ間に供養の花と
万緑の田村の里に湧く霧は還らぬ友と過ぎし日覆う
  蒼空翁

2016 春

友逝きて無常に流るはぐれ雲目もと滲みぬ三春の空に
緑濃し移ケ岳にうかぶ雲そら耳なるや友の声聞く
蒲公英を踏み潰してや滑空場明日の安全祈りし吾は
頬撫でし春の息吹がとおりきて霞む蔵王に菜の花問わむ
朧ろげな角田の空をガグルするウエーブ夢見し乱気流制す
  蒼空翁

ディスカスとキロツー遊ぶ弥生空遥けく遠し1000kmの道
阿武隈のリッヂを翔けるB4と卯月の空を競いし吾は
  蒼空翁

2016 初春


蔵王背にモールに曳かる304いつか挑みぬ大崎の空
春うらら阿武隈岸に萌える香を湧き立つ雲と競いし梅花
窓越しに流るる白雲吾を呼ぶ空にこだます友の声援
冬深き阿武隈岸の雪烏帽子友の見廻り感謝の一語
大寒を前にし郷はごうごうと吠えるが如く嵐雪ぞ吹く
含み紙で御神火巡る若人に感謝と希望明日を託せし
初春に新たなタスク望みおり征きし蒼穹老いを忘れぞ
  蒼空翁

西風や初日に向かい初飛行淡雲風雅鍛練励む
三が日酒を捉るには韵友と空を翔ぶには逸友と結ぶ
  玄空

2015 冬


雪待ちぬ烏帽子の里を見下ろしつウェーブ乗りて吾も祈りぬ
年の暮れ光る流れは阿武隈の永久(とわ)に呑み込む悩みも幸も
  蒼空翁

冬の空自然を敬し逆らわず蒼天待ちし単独飛行
  玄空

2015 秋


古希の秋雲間に落つる一筋の陽射しを追いし天駆ける時
刈りし田の上空渡る涼風に踊る如くにファルケ飛び征く
秋陽浴び積雲縫いしグライダーはらこ飯呼ぶ亘理の海よ
鳥の海往時の惨や今も有り槌音高く秋風に乗せ
秋晴れに週日も席もシルバーで天駆けりおる古希たる吾は
空高く列なる雲を仰ぎつつ次は吾ぞと友ら制せり
秋日差す阿武隈岸に咲き誇る紅き群落雲と競いし
  蒼空翁

朝離陸去りゆく寒気追いかけてリフト束の間紅葉の山
滑走路緑に映える滑空機蜻蛉路肩で羽を休める
日射より曇りの寒気が強くする深まる秋の上昇気流
空高く山のサーマル期待に近きタスクに挑むフライトの秋
  玄空

2015 梅雨 夏


猛暑日に草と爺との攻めぎ合い軋むトラクター秋風待ちて
炎天に草の勢い凄まじく陽炎幽かに過ぎし月日を
  蒼空翁

梅雨晴れや轟音響く阿武隈に県民守らむ赤きヘリ征く
まほろばに飛来しヘリは消防の命がけにし技を磨きぬ
  蒼空翁

梅雨の間に雉鳴く里の草を刈る軋むトラクター労わり歩む
  蒼空翁



2015 早春 春


白翼と波雲渡る黒き腕 見据える先は空と大地の境界
  ふらっと

春疾風ウェーブフライト愉しみて真白き雲に来季腕撫す
  蒼空翁

緑濃したまの休日まつり追う雀踊りに雲を仰ぎぬ
小雀の踊りに湧きし沿道の観客皆が一茶なりしか
  蒼空翁

残雪の蔵王を足下にウエーブイン記録創りて後進励みぬ
  蒼空翁

烈き風乗りてまほろば天駆けし腰を庇いつ捲土重来
  蒼空翁

風光り菜の花揺れるまほろばを翔びし遥かに七ツ森征く
  蒼空翁

積雲を伝い翔びゆく安積人幾年月の想いかないし
  蒼空翁

黄砂ふりおぼろに煙る蔵王山ウェーブ乗りしも遥けく遠し
  蒼空翁

早春の阿武隈岸に歓喜湧く苦節実りて自家用合格
  蒼空翁

積雲と角田の春に鷹2羽が寒の戻りに軌跡伸び征く
  蒼空翁

一仕事何とか片付け安堵する空が恋いしき年度末
  玄空

韮崎もXCシーズンに土日仕事し天気も見ずに
  玄空

変化する天気サイクル見極める金峰山が呼んでいる
  玄空

数値予報一万フィート予想する明日の山梨滑翔日和
  玄空

病室の窓に拡がる萌黄色看護離れし空と戯むる
  蒼空翁

2015 初春

冬陽照る角田の空をウエーブイン秋保の里も雲の間に間に
  蒼空翁


雲の峰聳えし時もつかの間に足下に流るるウエーブフライト
  蒼空翁

初春に空人達がウエーブイン想いし里は指呼の間近に
  蒼空翁

年明けてウエーブ乗りし空人ら熱き想いに蔵王も微笑む
  蒼空翁

古希迎え熱き想いの醒めぬ間に息吹き新たに奮い翔び征く
  蒼空翁

モーターの力を借りてウェーブ捉え再度ピュアでうまく掴めず
  玄空

夕月の姿を背にし曲技飛行手持ちカメラはうまく捉えず
  玄空

2014 冬


小雪舞う滑空場に鳶七人飛びを納めて安堵の家路
 玄空

師走空翔び納めして悔い残し新年新たに遠き道征く
 蒼空翁

小春日の阿武隈岸に聳え立つ師走の空の蔵王の白峰

  蒼空翁

冬型の寒さに負けずソアリング自然の波をいつも待ちつつ

  玄空

ラダー多過すぐ気づいたか不意自転ミニマムロスが命を助く
  玄空

西風を翼に受けてウエーブイン藍色澄みし師走の空
  蒼空翁

吹きすさぶ阿武隈岸の木枯しにウエーブ夢見し翼磨きぬ
  蒼空翁

霜月の刈田に昇る一筋の煙り目指しつリフト求めて
  蒼空翁

空人がアンカー打ちたる河川敷飛翔夢見て霧に舫いぬ
  蒼空翁

揖斐川の里に集いし滑空人未来を描くさざれ石
  玄空

2014 秋



阿武隈の岸に飛来し消防ヘリ命守らむ術を磨きぬ
  蒼空翁

晩秋の角田を染めし紅葉花不忘おろしに黄赤散るらん
  蒼空翁

霜降を待ちて翔びゆく空人は積雲縫いて機影幽かに
  蒼空翁

夕霧に浮かぶリッジを見下ろしつ今日も翔びたる阿武隈の空
  蒼空翁

霜降を待ちて翔びゆく空人は積雲縫いて機影幽かに
  蒼空翁

夕霧に浮かぶリッジを見下ろしつ今日も翔びたる阿武隈の空
  蒼空翁

秋日差す阿武隈岸の昼下り芋煮囲みて笑顔弾ける
  蒼空翁

寒露落つ角田の空に鳶が舞う積雲睨みつ芋煮頬張る
 
蒼空翁   

寒露落つ角田の空に鳶が舞う積雲睨みつ芋煮頬張る
  蒼空翁

秋走り雁行く空を吾翔びて大和の里ぞ想い遥けく
  蒼空翁

風癒やし彼岸花咲く滑空場今日はリッジか明日は雲底
  蒼空翁

秋分に仙台平野を飛翔せし想いかないて銀章飾る
  蒼空翁

秋陽浴び角田の雲と戯れし平田の君は雄飛せしかも
  蒼空翁

2014 夏

処暑過ぎて雷雲迫りし阿武隈に歓喜湧き立ち津軽人翔ぶ
  蒼空翁

行く夏に入道雲が迫り来る雷鳴微かに阿武隈の空
  蒼空翁

夏雲に空人たちが舞い翔びぬ風光りたる阿武隈岸に
  蒼空翁

野分去り清々しきや阿武隈の空に綿雲鷺とたわむる
  蒼空翁

2014 春

阿武隈の萌黄の空を翔び駆けて巣立ち迎えし鷹と成りしか
  蒼空翁

刈田岳白き衣を身にまとい卯月の空に凛とし聳ゆ
  蒼空翁

ひらひらと桜こぼれしまほろばに我の想いは鳶と戯むる
  蒼空翁

弥生空烈風ついてウェーブイン不忘の峰ぞ遥か足下に
  蒼空翁

2014 初春

阿武隈の蒼穹(そら)に聳ゆる峰々も若鷲舞いに歓び謳う
  蒼空翁

蒼き空綿雲流る阿武隈の斜面を躍る鳶の如くに
  蒼空翁

新年をファルケと共に天駆ける熱き血潮に老いもふっ翔ぶ
  蒼空翁

初春に蔵王の峰を見下ろしつたぎる想いに明日を誓いぬ
  蒼空翁


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(新住所) 〒981-1533 宮城県角田市平貫字江合13番地2
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